薬が手放せなくなったあなたへ
「普通に見える私」が薬に頼ってしまうことだってある
学校も、バイトも、ちゃんと行っている。
友達ともSNSでつながっている。
・・・でも、夜になると、なんだか不安。眠れない。
頭の中には、「薬を飲めば楽になるかも」という考えが浮かんでくる。
そんな経験、ありませんか?
もしかしたらそれは依存の症状かもしれません。
薬の依存ってどんな状態?
市販薬依存とは?
ドラッグストアで買える風邪薬や咳止め、鎮痛薬などを長期間、大量に使用してしまい、やめられなくなることです。
たとえば、眠気やリラックス効果を得たくて飲み続けてしまうことがあります。
処方薬依存とは?
病院で処方される睡眠薬や抗不安薬などを、本来の目的以外でも使ってしまうことです。
「気持ちが楽になるから」「眠れないから」とつい量が増えたり、複数の病院で薬をもらおうとしたりすることも。
どうして依存になってしまうの?
- 効きにくくなり、量が増える
- 薬がないと不安になる(精神的依存)
- 体が薬を欲しがるようになる(身体的依存)
- やめるとイライラ、不眠、頭痛などの離脱症状が出てくる
依存は「甘え」でも「意志の弱さ」でもありません。
それは、心と体が助けを求めているサインです。
でも、気づいたら手放せなくなっていることもあるのです。
こんなことは、ありませんか?
- 薬を飲むとホッとする/気分が軽くなる
- 処方どおりではなく、自分の判断で多めに飲んでしまう
- 薬がないと落ち着かない
- 薬のことを家族や友達に隠している
- 複数の病院で薬をもらったことがある
- やめようと思ってもやめられない
市販薬や処方薬は「安全」ではないことも
依存したって市販薬だし安全 ・・・そう思っていませんか?
一部の薬には依存につながりやすい成分が含まれています。
処方薬でも長く使うとやめられなくなる危険があることも。
※自己判断で急に減らしたり中止したりせず、処方医に相談してください
使ううちに効果が薄れて際限なく量が増えたり、肝障害など体を痛めたりすることもあります。
| 薬の種類 | 依存リスクの一例 |
|---|---|
| 睡眠薬・ 抗不安薬 | やめると不安・不眠になる(精神・身体依存) |
| 鎮痛薬 | 効果が切れるのが怖くて過剰に使用 |
| 咳止め | 成分に多幸感を生むものがあり、乱用されることも |
| 下剤 | 体重コントロールの目的で乱用される |
市販薬や処方薬で「心の痛み」をまぎらわせているあなたへ
最近、若い方の中でも、市販薬や処方薬で気分を落ち着けるために使うケースが増えています!
たとえば・・・
- 咳止めや風邪薬を、短期間に大量に飲んでしまう
- 鎮痛薬を、痛みがないのに毎日飲んでしまう
- 睡眠作用のある薬を、眠れない夜の”お守り”代わりに使う
きっかけは、「ちょっと気分が軽くなるから」「眠れるから」「安心できるから」
でもそれは、「心の痛み」があるサインだと思ってください。そして、「心の痛み」をずっと薬で紛らわせ続けることはできません。
どうすればいいの?
まずは、一人で抱え込まないこと。
「このままではまずい」と思ったら、それは回復への一歩です。
最後には薬をやめてほしい、でもその前に、なぜあなたが薬を使い続けているのかを理解したいと思っています。
相談できる場所はあります!
今すぐ命の危険がある、オーバードーズ(OD:過量服薬)してしまったかも知れないとき
- 意識がもうろうとしている
- 息が苦しい、脈が早い/遅い、けいれんをしている
- 自殺するつもりで大量に飲んだ
心が限界で「もう消えたい」と感じるとき
電話での相談(24時間・無料あり)
| 窓口名 | 電話番号 | 内容・特徴 |
|---|---|---|
| #いのちSOS | 0120-061-338 | 24時間いつでも、誰でも話せます (https://www.lifelink.or.jp/inochisos/) |
| いのちの電話 | 0120-783-556 | 毎月10日 8時~翌日8時まで 毎日 16時~21時 |
18歳以下対象の電話での相談先
| 窓口名 | 電話番号 | 内容・特徴 |
|---|---|---|
| チャイルドライン | 0120-99-7777 | 18歳までの 子ども専用 (16:00~21:00) ▶ 公式サイト |
| 24時間子供 SOSダイヤル |
0120-0-78310 (なやみいおう) |
学校・家庭等の 悩みに 24時間対応 ▶ 文部科学省サイト |
※当センターが依頼しHP掲載同意がいただけた施設のみ
薬物依存症に関する愛知県内の相談窓口と医療機関
https://addiction-aichi.jp/drug/facility/
依存症は「意志が弱い」からではなく、治療や支援で回復できる病気です。
困ったときは、勇気を出して相談してください。
あなたを支える人や場所が、必ずあります。