愛知県依存症治療拠点機関(アルコール健康障害)啓発サイト

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関わり方のヒント

CRAFT(クラフト)
-アルコール依存症者 家族が回復するための対処方法-

CRAFTとはCommunity Reinforcement And Family Training(コミュニティ強化法と家族トレーニング)の頭文字をつなげた方法です。

CRAFTは認知行動療法という心理療法の技法にもとづいて行われ、その目的としては大きく分けて3つあります。

①家族が楽に暮らせるようになるため

②本人に病院に受診してもらうため

③本人の飲酒を減らすため

コミュニティ強化法と家族トレーニングと言っても、家族が持っていない力を使用するわけではなく「すでに持ち合わせていても、効果的に使えていない力」を使えるようにしていくものとなります。
今後、家族がどのように関わり、家族や依存症者の生活を豊かにしていくためには、どうすればよいか方法を考えていきましょう。

主な内容としては6つあります。

① 安全の確保

暴力(殴る・蹴る、物を投げる・壊す、大声をあげて威嚇する、暴言を吐く、脅す等がある場合は、家族の安心・安全を守るため、対策をとっておきましょう。安全対策、これは一番大切なことです。具体的な対策としては、どういった会話や状態になると暴力をふるってしまいやすいか、あらかじめ検証しておくことが役立ちます。興奮しやすい状態を避ける事で、暴力に発展する事を防ぐ事ができます。
暴力に発展しそうな危険を察知したら、その場を離れてトイレや自分の部屋に行って距離を取りましょう。そして、いざというときは、迷わず逃げましょう。逃げる事も想定し、あらかじめ避難先(親族や友人の家、ホテル、漫画喫茶、カラオケボックス)を考えておく事が重要となってきます。2、3日は泊まれるような準備と貴重品をすぐに持ち出せるようまとめておくことも大切です。
もし逃げた後に帰りたくない場合は、警察やDVの相談窓口に相談すれば、一時保護をお願いすることもできます。

そして実際に暴力や、身の危険を感じたら、ためらわず警察を呼びましょう。警察に保護される際、「飲酒の問題があるので、保健所に連絡もお願いします」と伝える事によって、アルコール問題への介入のきっかけもできます。警察が到着したときに暴力が落ち着いていたとしても、問題があることを知ってもらうことで、今後対応してもらいやすくなります。
飲酒に暴力が絡みやすいのは、酔いによって理性がコントロールできなくなることも関係しており、暴力を振るう相手に、1人で対応するのは非常に危険です。すぐに保健所、依存症専門医療機関、精神保健福祉センター等に相談し一緒に考えるようにしましょう。
暴力を繰り返し何度も受けていると、自分に何か原因があるのではと考える方がいらっしゃいますが、暴力はする側に問題があり、どんな理由があろうと、暴力を受けていい理由にはなりません。

② コミュニケーションを変える

出来そうなことから練習してポジティブなコミュニケーションに変えてみましょう。受け入れやすい話し方で人間関係が良くなります。褒められる、理解してくれるという事は、相手にとって嬉しいことです。

コミュニケーションのコツ(プラスの面に意識を向ける)

「わたし」を主語にした言い方をする

「自分がどう感じているか」「自分が何を望んでいるか」を言葉にします。

例えば…
今日は飲まずに帰ってきなよ 飲まずに帰ってきてくれると嬉しい。

肯定的な言い方をする

言い方を変えることで解決の糸口をつかむこともできます。

例えば…
このまま飲み続けていたら、肝硬変になって早く死ぬよ。 酒を止めれば肝硬変になるリスクはかなり減りますよ。

簡潔に言う

何を言いたいかを明確にし、一度に一つことを言うのがコツです。

例えば…
毎日毎日飲んでばっかり!私の気持ち考えたことある?自分がどれだけ迷惑かけているか分かってる?そりゃ友達も離れていくし、働けもしないだろうよ。ねぇ。なんか言ったら?
いつもいつも飲んでばかりで、他にする事あるでしょ。イライラするし家事も何もしないし、仕事だって休んでばかり、一体全体何を考えてるんだか。今後どうしていきたいの。 休んでばかりだと、今後、身体も心もどうなっていくのか私は心配してるわ。

具体的な行動に言及する

曖昧な言い方では望みは実現しません。具体的な行動に注意を向けましょう。

例えば…
仕事から帰ってきたら家のことも何もせずに寝ているだけじゃない。父親らしいことしたら? 仕事から帰って来て、時間がある時は一緒にご飯でも作りたいな。

感情に名前をつける

今わいている気持ちが、相手への嫌悪・激怒・絶望・軽蔑など非常に強いマイナスの感情だとしたら、それを相手に投げつけることは、事態の改善に繋がりません。気持ちを整理し自分の中にある感情に名前をつけてみましょう。相手を否定する気持ちではなく「心配」「不安」「悲しみ」など自分の感情であれば相手に伝わりやすくなります。

例えば…
見ている方がストレスになるわ。 飲まないでいてくれると、私も嬉しい。

責任を一部受け入れる

事態の責任の大半が相手にあるとしても、少しだけ自分も責任を分かち合う言葉を入れるのは有効です。「あなたを責めているのではない」というメッセージになり、相手が頑なになるのを防げます。

例えば…
今日も病院に行かなかったのね。行くって言っていたじゃない。あなたは何を考えているのよ。 今日は病院の受診日だったわね。私も一緒に行かないか声をかければ良かったわ。

思いやりのある発言をする

この場合の思いやりとは「相手の立場に立ってみる」ことです。相手の側から考えた一言を添えることで、相手は守りに入らず話を聞くことができます。

例えば…
どうしていつもお酒に逃げるの。 嫌な事があると忘れたくなって飲みたくなってしまうわよね。ただ、このままだとどうなっていくか私も不安だわ。

支援を申し出る

相手を責める言い方ではなく、一緒に問題を解決することを基本にした言い方をします。

例えば…
自分の事しか考えていなくて、迷惑ばかりをかけているわよね。 家族全員、あなたのお酒の問題には心配しているのよ。
何かできる事が ないか一緒に考えてみない。

③ 望ましい行動を増やしましょう

本人が楽しんでいること、それをしている時は飲酒していないこと、あなたも楽しめる行動を増やすために、例えば以前は一緒にやっていたテニスをしようとか、日帰りの旅行に行く等本人が喜び、すぐにあげられる物、あなたが快くあげることができるものを、しらふの時にご褒美としてあげましょう。飲まない本人と過ごすことが、どれほど嬉しいものか伝えます。

例えば…
私ばっかり損しているんだから、あなたも我慢しなさいよ。 楽しそうな姿を見ると、私も嬉しいし気持ちが落ち着くな。

④ 望ましくない行動を減らしましょう

本人のためを思って行動したことが、飲酒問題を悪化させてしまう結末になることがあります(イネーブリングといいます)。世話をやきすぎると、相手は「このままでいいか」と開き直ります。飲酒している相手をかばえば、飲酒を支持していることになります。

例えば…
お酒を買ってこいとうるさいため、本人の代わりにお酒を買いに行く。 お酒を買いに行く事をやめる。


「イネイブリング」はここをクリック



⑤ あなた自身の生活を豊かにしましょう

問題を解決させるためには、あなた自身が健康で落ち着いた状態でいることが大切です。これまで何とかしようとずっとされてきた努力は評価されるべきです。あなた自身の生活がいまより豊かになることは大切ですし、そうする事に何の負い目を感じる必要もありません。

⑥ 本人に治療を勧める

しらふで楽しい時間を一緒に過ごすことは、本人の断酒意欲を刺激します。治療に興味が出てきたらチャンスです。このチャンスを逃さないようにしましょう。 事前に治療が受けられる準備をしておきます(医療機関・自助グループ)。 タイミングが大切です。

例えば…
・本人が飲酒問題を引き起こして後悔している時
・本人が自分の飲酒問題に知人や職場の人などに予想外のことを言われ動揺 している時
・家族が関わり方を学び、変化したことに対して本人が「どうして?」と聞いてきた時

イネイブリング(Enabling)
―望ましくない行動(家族・支援者が病気を進行させてしまう行動)―


イネイブリングという言葉は聞いた事があるでしょうか。
馴染みがある方は少ないと思います。
イネイブリングとは(家族・支援者が)アルコール依存症者に飲み続ける事を可能にしてしまう行為の事を言います。

周囲が良いと思ってすることがイネイブリングになりがちです。 例えば…


● 本人に代わって迷惑をかけた相手に謝罪をする

本人が落ち込む事も嫌な思いもする事なく、飲酒する事が継続できてしまいます

● 本人の汚してしまった部屋を掃除してしまう

起きた時には飲んでいた記憶もなく、部屋がきれいになっているので、心地よく飲める状態が出来上がってしまっています

● 本人のお酒を黙って捨てる

本人のお酒を捨てたとしても、工夫してお酒を飲んでしまいます

● 散乱した酒瓶を隠す、使い道のよくわからないお金を要求のままに渡す

お酒を隠しても、本人は探し出すか購入してしまいます。お金を要求のままにお渡しすると、お酒を購入してしまい、結果的に飲酒問題は変わらず家族が疲弊します

● 職場に病欠連絡を代わって行ったり、言い訳作りに協力したりする

本人が病気であることを否認する手助けとなってしまいます


上記のようにイネイブリングを続けていると、家族の出費や労力が大きくなり、家族が疲れていくのにも関わらず、本人の飲酒問題は悪化していってしまいます。 このように家族や第三者の責任感、義務感によって、結果的に当人の問題行動を維持させているイネイブリングはアディクションの環境要因といえます。

典型的パターンは、アルコール依存症の本人とその共依存配偶者のペアです。家族や支援者はアルコール依存者の問題行動を「尻拭い」するような行動をとってしまいます。イネイブリングは本人の心理的成長を妨害し、また共依存者の陰性感情を増大させます。こういった共依存者は、アルコール依存患者の被害者ではありますが、同時に飲酒を手助けしてしまっている事もあります。


ではイネイブリングをチェックしてみましょう



いかがでしたでしょうか?

このイネイブリングの行動そのものは大切な人や家族や自分を守るために、良かれと思ってやっている行動です。家族や支援者の中には「こういう事をやっていたから飲酒量が増えていった。私のせいなのだ」と落ち込む方がいらっしゃいます。しかし、落ち込む必要は全くありませんし、今までの行動を間違いだと責める必要もありません。むしろ優しくて、相手を思いやるがゆえにやってしまう行動だからです。そのため、家族や支援者など依存症者本人の事を大切に感じている人がイネイブリングしてしまう事が多いのです。
イネイブリングというものは、良かれと思って、問題を解決するために知らず知らずのうちに陥ってしまう罠のようなものなのです。

イネイブリングをやめるという対応方法は、一般的な価値基準からすると「優しくない夫」「出来の悪い妻」「責任感のない親」等と言われる事があるかもしれません。 新しいやり方を進める時には、事前に力になってくれそうな親族に説明をしたり、一緒に医療機関に行き説明をしてもらう事も有効です。

またイネイブリングを止めると、一時的に本人の飲酒量が増えたり、攻撃的な態度になることがあります。むしろこれはイネイブリングをやめる効果が出始めている証とも言えます。
重要なのは「一時的」なので、必ず続けてください。
その代わり暴力の危険を感じた時には身を守る方法を、すぐに検討してください。

―主な相談先―

  • かかりつけ医がある場合は医療機関
  • かかりつけ医がない場合はお住まいの地域の保健所 精神保健福祉センター
  • 暴力の危険が迫っている場合には警察(生活安全課)
  • DV相談は男女共同参画センター 配偶者暴力相談支援センター
  • 子どもへの問題が生じそうな場合には児童相談所

アダルトチルドレン(AC)とは?

子どもの頃に家庭で心の傷を負った人たちが、大人になってもその影響を受け続けている状態を指します。自分の感情や価値観を見失い、人間関係や社会生活に苦しむことがあります。アダルトチルドレン(AC)は、医学的な病名ではありませんが、日本でもとても多くの方がアダルトチルドレン(AC)だと自覚していると言われており、誰にでもなりうる可能性がある社会的に重要な問題です。

では、なぜアダルトチルドレン(AC)になるのでしょうか?

アダルトチルドレン(AC)の原因となるのは、機能不全家族と呼ばれる家庭環境です。機能不全家族とは、家族が互いに支え合い、子どもの成長を促すことができない、健康で柔軟な機能が損なわれた家庭のことをいいます。機能不全家族には、親や養育者に依存症がある場合や、虐待やネグレクトが行われる場合などがあります。また、親が子どもに過剰な期待をかけたり、子どもの自立を妨げたりする場合も、機能不全家族に該当します。機能不全家族の子どもは、家庭の平和を守るために、自分の感情や欲求を抑え込み、「よい子」を演じることを学びます。しかし、このような生き方は、子どもが家庭から離れて自分の人生を歩むときに、同じやり方では生き辛さを感じ人間関係に行きづまってしまうことがあります。


AC には、以下のような症状があることが多いです


  • 自分の判断に自信が持てず、「これでいい」という確信が持てない
  • 他人の評価や、自分をどう思っているかが気になる
  • 人から認められたいという気持ちが強く、賛同や称賛を求める
  • 本当のことを言ったほうが楽な時でも、つい嘘を言ったり、ごまかしてしまう
  • 0 か 100 かのように白黒志向が強い
  • 完璧でないと意味がないように思え、相手にも完璧さを求めてしまう
  • 感情表現が下手で素直に喜んだり、リラックスして楽しむことがなかなかできない
  • 人からの誉め言葉が受け入れにくい
  • 人にお願いするのが下手で、助けを求められない
  • 情け容赦なく自分に批判を下すが、人からの意見には傷つきやすい
  • 孤独感や自己疎外感が強い
  • 怒りの感情が分かり辛く、嫌なことがあっても怒れない
  • まじめ過ぎる傾向にあり、優等生タイプ
  • 他人と親密な関係をもつことが大変難しい、対人関係が苦手
  • 何かが起こるのではないかといつも不安や心配がある
  • 自分の居場所や、安心できる場所がない

アダルトチルドレン(AC)は共依存になりやすいと言われますが

アダルトチルドレン(AC)の人は、自分の感情や価値観を見失ってしまうため、他人との関係に困難を抱えます。特に、共依存という問題が起こりやすいです。共依存とは、自分の幸せや 存在意義を他人に依存し、その人間関係に囚われている状態を指す概念です。共依存の人は、自分のニーズや感情を無視して、相手のニーズや感情に合わせることを繰り返します。しかし、これは相手にとっても自分にとっても不健康な関係です。

共依存の人は、相手に支配されたり、利用されたり、裏切られたりすることが多くなります。また、自分の感情や価値観を見失ってしまうことで、自己肯定感や自信が低下し、不安や抑うつなどの精神的な症状を引き起こすこともあります。

共依存を克服するためには

自分の感情や価値観を見つけることができるようになり、自分のニーズや感情を無視せず、相手のニーズや感情に合わせることをやめることができるようになることが必要です。また、自分のペースで少しずつ自己愛を高めていくことが大切です。自己愛とは、自分自身を尊重し、愛することです。自己愛が高まれば、外部から何かで埋めようとすることはなくなります。共依存を克服することは、自分自身のためにも、周りの人たちのためにもなるでしょう。

親が子どもを将来アダルトチルドレン(AC)にしないためにできることは


● 子どもに無条件の愛情を示す

子どもが良いことをしたときも悪いことをしたときも、親は子どもを愛しているということを伝える。子供に「いい子にしていないと愛さない」というメッセージを与えない

● 子どもの話に耳を傾ける

子どもが自分の気持ちや考えを話したいときに、親は忙しくても時間を作って聞く。子どもの話を否定したり、批判したり、無視したりしない

● 子どもに嘘をつかない

親は子どもに対して正直であることが大切です。子どもは親の言葉に敏感で、親が嘘をついていることに気づくと信頼感や安心感を失ってしまいます

● 子どもに明確な限界を教える

子どもには、自分の行動に対する責任を取らせることが必要です。親は子どもに、何ができて何ができないか、何が良くて何が悪いか、どんな行動がどんな結果を招くかなどを教える。親は子どもの行動に対して、適切な褒め方やり方をする

● 子どもに自分の感情や価値観を見つけることを助ける

子どもは、親の考えや周囲の考えに影響されやすいですが、自分の感情や価値観を持つことが大切です。親は子どもに、自分の気持ちや考えを尊重し、自分の意見を言うことを勇気づける。親は子どもの興味や才能を見つけて、それを伸ばすことをサポートする。


以上のようなことを親が心がけることで、子どもは自分に自信を持ち、自分の感情や価値観を見失わず、他人との関係に困難を抱えないようになることが期待できます。もちろん、これらのことは簡単にできることではありませんが、親自身が人間として成長するよう努力することが、子どものためにもなり、世代間連鎖を断ち切ることができるようになるのです。

アダルトチルドレン(AC)の治療法はあるの?

アダルトチルドレン(AC)は医学的な概念でないため確立した治療法はありません。しかし、自分がアダルトチルドレン(AC)であるという自覚を持つことから回復の道が始まります。そう気づくことで、自分を責めることや、親や家族を恨むことから解放されます。また、自分の感情や過去と向き合うことで、自分の本当の気持ちや価値観を見つけることができます。そして、新しい人間関係を築くことで、自分の居場所や幸せを見つけることができます。

アダルトチルドレン(AC)を克服する方法は、一概には言えませんが、以下のようなステップがあると考えられます。


● AC の自覚と安全確保

自分が AC の傾向があると気づき、家庭やパートナーなどの危険な環境から離れることができるようにする

● AC の理解と自己受容

AC の原因や特徴、症状を知り、自分の感情や価値観を見つけることができるようにする。自分を責めたり否定したりせず、自分のありのままの姿を受け入れることができるようにする

● AC の癒しと回復

グループミーティングなどに参加して、他の AC の人たちと交流し、共感や支えを得ることができるようにする

● AC の成長と変化

AC の回復を通して、自分の感情や価値観を表現することができるようにする。また、自分のニーズや感情を無視せず、相手のニーズや感情に合わせることをやめることができるようにする


以上のような方法で、AC を克服することができると思います。自分のペースで少しずつ進めていくことが大切です。

アダルトチルドレン(AC)の回復には、さまざまな方法があり、現在あらわれている症状、生活の困りごと、つらさに対しては対処できる場合があります。医療機関や心理カウンセラーに相談することも一つの方法です。また、アダルトチルドレン(AC)に悩む人たちが集まる当事者会やグループミーティングに参加することも効果的です。そこでは、同じような体験や感情、生きづらさを抱える仲間と出会い、安心して自分の話を聞いてもらえます。

仲間の話を聞くことで、自分の問題に対する理解や共感を得られることもあります。当事者会やグループミーティングの情報は、インターネットや書籍などで探すことができます。

アダルトチルドレン(AC)の人は、自分が傷つけられていた側であることに気づき、自分自身の生きにくさを理解することで、楽になれます。そうなったことは、自分のせいではないので、自分を責めることはありません。自分はあるがままの自分でいいのです。あなたは変わることができるのです。そして、あなたは一人ではありません。必要に応じて専門家に相談することで、情報を得て新たな道が拓けていくこともあります

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